製品や施設がカラーユニバーサルデザインを満足しているかをモニターして検証します。
 既存の製品や施設に対しては、製品を拝見するなり施設の現場を訪問するなどして、カラーユニバーサルデザインの観点からどこに問題があるかをチェックし、コストや時間を勘案しながら改善法を提案します。
 新規の製品や施設に対しては、開発・設計段階から作業に参加して、カラーユニバーサルデザインを達成するためのさまざまなモニター作業や、デザインに関する助言を行ないます。この内容には、
1: 製品開発の実情に合わせた基礎的データを取得するための作業協力
2: デザイン原案に対するカラーユニバーサルデザイン達成度の評価と、さらなる改善法の助言
3: 配色計画を立てる際の、最適な色を選ぶためのモニターと助言
などを含みます。製品開発中の場合などは、依頼主の要望に応じて守秘契約を結ぶことができます。
 現在CUDO ではカラーユニバーサルデザインの対象として、P 型とD 型の色弱者(先天性赤緑色盲・色弱*) を主軸においています。人数的にも多く、タイプが明確に4 つに分かれているので対策が取りやすく、視力もC型と変わらないので一般に利用される全てのものに対しそれなりの配慮が必要と考えるからです。( *色覚のタイプについては「色が見える仕組みと色弱者のタイプ」を参照。)
 CUDO では眼科の精密検診を受けたP 型強度・P 型弱度・D 型強度・D 型弱度の4 タイプの色弱者をモニターとして登録して頂いており、製品や施設の色づかいが4 タイプそれぞれの色覚にとって見分けにくくないかを当事者の目線からチェックします。4 タイプのどれかの色覚に対して見分けにくい色づかいがあった場合は、
1: 用いられている色調を微妙に変えることで、4 タイプの色弱者及び一般の人のすべてにとってなるべ く見分けやすい配色になるよう、どの色をどの方向に変えればいいかを助言する。
2: さらに、色に頼らなくても情報が識別できるようなデザインを助言する。
という作業を行ないます。




検証の結果カラーユニバーサルデザインを満足していると認められた場合、その印としてカラーユニバーサルデザインマーク(CUD マーク:下図) を発行します。
 上記のモニター作業によってカラーユニバーサルデザインが実現できたと確認された場合、あるいは従来品よりも大きく改善できたと認められる場合には、CUD マークを発行します。
 カラーユニバーサルデザインの達成度の第三者による認証は、現状においてはこのCUD マークが唯一のものです。このマークを取得して製品自体や販促資料に添付することで、その製品や施設が一定の基準に基づいたカラーユニバーサルデザインを達成していることをアピールできます。これによって、「ヒトにやさしい社会づくり」に貢献しているという姿勢を示すことができると同時に、カラーユニバーサルデザインに対応できていない競合製品・施設に対して、差別化を図ることができます。





カラーユニバーサルデザインを実現するには既存の製品や施設の配色・デザインをどのように改善すればよいか、また新製品や新たに建設する施設をどのようにデザイン・設計すればよいかについて、ご相談を承ります。
 実際にモニター作業に入る前に、カラーユニバーサルデザインに関する一般的な、または個別具体的な相談に応じ、助言を行ないます。デザインづくりの参考として意見が欲しいといったご要望にもお応えします。
 どのような色を使えばカラーユニバーサルデザインを達成できるかは、ケースによって異なります。たとえばコーポレートカラーやテーマカラーが予め決まっている場合には、それをベースにして分かりやすい配色やデザインを考える必要があります。色以外にどのようなデザイン的配慮が有効なのかも、ケースによって異なります。CUDO はこれらの条件を考慮して、もっとも低コストでもっとも有効な対処法を助言します。





カラーユニバーサルデザインに関するさまざまな資料を提供します。
 人間の色覚に関する科学的知識や、それにもとづいた現在のカラーデザインの問題点とカラーユニバーサルデザイン化へのノウハウについて、参考となるさまざまな資料を作成して、インターネットサイトを通じて配付します。





依頼に応じて研修やセミナーへ講師を派遣します。またシンポジウム等の啓発イベントを企画します。
 依頼に応じて研修やセミナーへ講師を派遣します。またシンポジウム等の啓発イベントを企画します。





カラーユニバーサルデザインの基礎となる色覚に関する科学研究に協力し、最新の研究動向を反映した科学的なカラーユニバーサルデザイン設計手法の確立に努めます。

 色弱者がどのように色が見えるのかは比較的詳しく解明されていますが、ではどのように配色を工夫すればどのタイプの色覚の人も確実に見分けられるようなデザインにできるのかは、経験則に頼る部分が大きいのが現状です。また色弱者以外の白内障、緑内障、糖尿病性網膜症、網膜色素変性症などさまざまな色覚のタイプの人が見分けやすい色、見分けにくい色には互いに相反する面もあり、微妙な調整が必要になります。このためのノウハウは、まだ完全に確立されているとは言えません。CUDO は眼疾患の患者を診療する病院や、大学・メーカー等と協同して、より幅広い色覚に対応する科学的ノウハウを確立すべく、研究作業を行ないます。