社団法人 日本広報協会の雑誌「広報」で「実践!カラーユニバーサルデザイン」が好評連載中です。


川島町生涯学習・健康カレンダー
2006年10月号 No.653


埼玉県川島町が町民向けに毎年制作している「川島町生涯学習・健康カレンダー」は、色覚特性のある人も、そうでない人も、だれもが活用しやすいよう、日付やその他掲載情報の色の使い方など、表現方法を工夫しています。


※写真は、同カレンダーを制作している朝日印刷工業株式会社で、色の確認を行う担当者


「川島町生涯学習・健康カレンダー」は、毎年のテーマに応じた写真と日付欄に、行政からのお知らせや、予防接種・健診日などの健康情報、地域で開催されるイベント情報などを盛り込んだ活用型のカレンダー。平成16年度版から制作を請け負っている朝日印刷工業株式会社(本社:群馬県前橋市)では、町からの要望に基づいてデザインのユニバーサル化を図ってきました。例えば次のような点でユニバーサル化を実現しています。

●赤を暗く感じてしまい、濃い赤と黒の識別が難しい人のために、休日を表す数字の赤色を見やすい赤色にした
●日付欄に挿入されている、健診など町が実施する健康関連の情報と、地域で行われる様々な行事の情報とを、文字の色による区別に加えて、文字列の先頭に〇や□の約物(記号)を付けることで識別しやすくした
●カレンダーの巻末に付けられた町の巡回福祉バスの路線地図で、地図上に描かれた複数の路線がそれぞれ区別つきやすいように、路線の形状を変え、凡例に特徴的なマークを付けたり、線の色名を記載したりした

「印刷物の場合、最終段階になって初めて正確な色の確認ができるため、当初、色の使い方が一定の基準をクリアしたことが証明されるまで、迫る納期とのギリギリの調整が続きました。
しかし、こうして生み出されたノウハウを蓄積し、色の管理に対してシビアになれたことは、印刷会社とって大切な表現力を高めることにつながったと思います」(管理室 技術・品質管理担当)
同社は自治体が発行する刊行物の制作など官公庁向けの業務が大半を占めており、川島町生涯学習・健康カレンダーの制作を通して得られた経験を今後は、それらにも反映させていく予定です。

●川島町 http://www.town.kawajima.saitama.jp/
●朝日印刷工業株式会社 http://www.asahi-p.co.jp/



2006年4月号 No.647
地下鉄路線図&カレンダー/CAN(ノーマライゼーション推進連絡会)へ >>


2006年5月号 No.648
色覚対応チョーク『ダストレスeye(アイ)チョーク』/日本理化学工業株式会社へ >>/


2006年6月号 No.649
案内表示/草加市立病院へ >>/


2006年7月号 No650
携帯サイト「動く!道路情報」>>


2006年8月号 No.651
『都筑区南部 水と緑の散策マップ』/ (発行:横浜市都筑区役所/制作:株式会社昭文社)>>


2006年9月号 No652
デジタルフルカラー複合機『imagio』シリーズ/株式会社リコー>>


2006年11月号 No654
『レーザーポインター<IC-GREEN>』/コクヨS&T株式会社>>